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  3. 手紙の折り方、封筒への入れ方

手紙の折り方、封筒への入れ方

折り方にも表れる手紙のマナー

手紙のマナーというと本文や封筒の書き方というところが最初に気になりますが、実は折り方にもきちんとした決まりがあります。

就職活動や転職活動では書類郵送は頻繁に用いられるので、丁寧に折ることで細かいところでポイントアップをすることが可能です。

まず一般的に企業が発送する封筒サイズとして「長形3号」もしくは「長形4号」があります。
どちらかというとやや横に広い「長形3号」の方が企業の公式封筒として、差出人が印刷された製品として用いられることが多いようです。

一方就職活動など個人が企業に送付する郵便としては、履歴書を購入したときに一緒に付属することがよくある縦長の「長形4号」が多くなります。

または複数の書類を同封して送る場合には、書類が折れ曲がるのを防ぐために、A4もしくはB5の用紙をそのまま入れることができる「角型2号」や「角型3号」といった大きなサイズを使用することがあります。

そもそもとして「長形3号」や「長形4号」といった封筒は、便箋を3つ折りにして入れるのにちょうどよいサイズとして作られているのです。

「長形3号」はA4判三つ折りを、「長形4号」はB5判を三つ折りもしくは四つ折りにすることを前提にしています。
ちなみに「長形3号」と同じ大きさで、封入口が長い方の辺についているものを「洋形長3号」といいます。

三つ折りは均等に下側から入れる

封筒に書面を入れる場合、まずきちんと重ねた状態から均等に3つの折り目を付けます。
このとき書類の下側から先に、内側に折り込むようにするのが決まりです。

下、上の順に折り重ねて1/3のサイズにしたのち、封筒に入れる時には折り込みが開いている方を右側にして入れます。

封筒の裏から見た時に手紙の書き出しが右上に来るというイメージで、開封した人がすぐに書面を確認できるようにするというマナーです。

企業用ではあまりありませんが、横向き封筒である「洋形長3号」を使用する場合も、同様に下から三つ折りにします。
このとき注意をしたいのが宛名面から見て書き出しが右に来るように入れるということです。

招待状や案内状などで用いられるのは、ハガキサイズの封筒である「洋形3号」です。
これは社葬の案内や展示会などのお礼状などで使用されることがあるので、企業でも比較的よく目にします。

ハガキサイズの封書の場合には三つ折りではなく二つ折りにするのが基本で、一枚の書面を下から上に向かって谷折りにするようにしてたたみます。

封筒に入れるときには宛名面に書面の下側が入るように、折口の開いている方が封入口に向かうようにしましょう。

就職活動の書類や契約書など重要な書類は折らずに大型封筒に入れますが、このときセロテープではなく糊を使ってしっかりと閉じ、封に「〆」の文字を書きます。

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