末分の慣用句

末分の慣用句とは?

面談末分の慣用句ということですが、末分の慣用句そのものがまだ理解できていない人もいるのではないでしょうか。これは手紙の最後に書き加える言葉で、いわば手紙を締めくくるのに必要になる言葉なのです。末分の慣用句としてよく使われる言葉を知っておくことでビジネス文書を作成する際にも役立ちます。末分の慣用句は普通はどのようなものがあるのか、例文を紹介します。色々と組み合わせることができるので、その文面の内容やシーン、ビジネス文書を送る目的に合わせて使いこなせばいいでしょう。手紙形式のビジネス文書を送る場合には必ずつけることだけは忘れないようにしましょう。例えば、何かお願い事があってそれをお願いする文書だった場合には末文の慣用句として「まずはお願いまで」と使います。相手から文書をいただいていて受け取って、その返事を出すための手紙だった場合には「取り急ぎご返事まで」というように締めくくります。

何か先方から質問を受けている、わからないことを問われているという場合には「略儀ながら書中にてご回答申し上げます」と言ったように末文の慣用句を使うといいでしょう。何かを依頼するという場合には「時節柄ご多用中とは存じ上げますがご依頼のみ」と言った形を使います。何かを先方にしてもらった、何か贈ってもらったなど、先方にお礼を言いたいという場合には、「謹んでお礼申し上げます」と末文の慣用句を書くようにします。お礼の場合は「乱文乱筆ながらまずはお礼まで」もいいでしょう。これで締めくくるのではなくて、これらを書いた上で、末尾にさらに慣用句を付け加えることになります。

その他

「末筆ながら貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます」「皆様のご自愛をお祈り申し上げます」「貴社のご隆盛をお祈り申し上げます」と一言付け加えて最後に締めくくるというのがいいでしょう。ビジネス文書を送付する際も手紙を添えることはよくあると思います。スマートな手紙の書き方をして社会人として恥じないようにするためには、末文の慣用句をきちんと使いこなしたいですね。どれを使うかは、どんな内容の手紙なのかということによっても違いがありますし、そして末尾に使われるものはどれを選んでもいいですので、組み合わせはそれぞれの手紙に応じて臨機応変に考えるようにしましょう。手紙の最後につける表現を覚えておくだけで、常識を身につけている人だと理解して、わかってもらえるのです。

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